社名や店名をお客さんに認知してもらうことがマーケティングの基本とよくいわれますし、そう考えている人も少なくないでしょう。
しかしながら、これが当てはまるのは、資金力のある大手企業の場合です。「認知」には多額の資金が必要となるので、スモールビジネスが取るべき戦略ではありません。
実は、スモールビジネスにとって認知してもらう以前に大切なことがあります。それが何なのかお教えします。
売上向上には認知よりも認識
チラシで集客するための大切なパーツ、追伸とレスポンスデバイスで、「屋号や会社名よりも電話番号などを目立たせる」とお伝えしました。
屋号を大きくしたいという心理は、経営者であればわからないではありませんが、屋号や会社名の認知度を上げたいとか覚えてほしいというのは経営者のエゴであって、お客さんからすれば会社名なんてどうでもいいのです。
お客さんはあなたの会社名よりも、自分が求めている目的を達成してくれたり、問題を解決してくれる情報や方法を求めているわけで、それらを提供してくれる人やお店を探しているのです。
だから、「 ○○屋」とか「 ○○専門」と名乗ってしまったほうがお客さんに認識してもらうことができ、売上げ向上につながるのです。そのうえで、お客さんにとって有益な情報をチラシや他の媒体を活用して告知していくのです。
すべてにおいてお客さんから見てわかりやすくするというのは、スモールビジネスで売上げを向上させるためには重要なことです。
認知度を上げることはお金があるところが取るべき強者の戦略です。スモールビジネスでは「認知の前に認識してもらう」ことを念頭に置き、物事を進めるようにしてください。
あなたがお客さんを探すと同時に、お客さんに見つけてもらう努力を怠ってはならないのです。認識してもらうことも集客の1つになるのです。
「売上げ向上のために認知度を上げる以前に大切なこと」まとめ
認知度を上げるには多額の費用がかかる。スモールビジネスでは認知よりも認識してもらうことが大事。