ビジネスを行う上では、さまざまなリスクの可能性があります。安定してビジネスを継続させていくには、リスク管理をしなければなりません。
具体的にリスクとはどのようなものかといえば、お金が出て行くようなことはすべてリスクにつながります。
ビジネスを安定化させるためには、どうリスク管理をしていけばいいのでしょう?
ビジネスリスクとは何か理解しよう
従業員の雇用や多店舗展開にもリスクがあります。会計上の名目は違いますが人件費は固定費です。ビジネスを行なううえで固定費がかかってしまうのはリスクです。
毎月出ていくお金が増えるということは、毎月稼がなければならない金額が増えることです。
支払いをするにはとにかく現金がなければ話にならないので、借金を返すための仕事や人件費を払うための仕事をしなければならない状況に陥ってしまいます。
それは、仕事を選べないことを意味します。
物事は選択肢が多ければ多いほど有利に進めることができます。
しかし、目先のお金を稼がなければならない状況に陥ると、一気に選択肢は狭められてしまい、不利な状況へビジネスや自分を追いやってしまう可能性が高くなるのです。
ビジネスで言う不利な状況とは、お金を稼げないことであり、ここで言うお金とは支払いのためのお金ではなく、手元に残すお金を意味しています。
手元にお金を残すためにも、固定費は最小限に抑えなければなりません。
ビジネスのリスクの所在を明確にする
多店舗展開をしようとすれば、お金もかかりますし、人が増えていくことで、どんどん自分の目が届かない状況に陥ってしまいます。
トラブルのほとんどは人が運んできます。人が増えればトラブルが増えますし、さまざまな意見が飛び交うようになりますので、トップダウンで行なっていた決断が多くの意見に左右されるようになってきます。
スモールビジネスではスピードが命なのに、人が絡むとスピードが遅くなる現実があるのです。
リスクを管理することは「リスクの所在を明確にし、コントロールできない要素を排除する」ことだと、このサイトではお伝えしています。コントロールできない要素を排除するには、物事はシンプルにしなければなりません。
物事は、複雑にしようとしなくても複雑になる傾向があります。複雑になればなるほどコントロールできない要素を抱え込みコントロールできない状況に陥ってしまいます。
コントロールできない状況をコントロールしようとすると、いつの間にか自分の仕事がお金を稼ぐことから遠ざかってしまう場合が本当に多いのです。
お金を稼ぐことに注力しなければならないタイミングで、お金に直結しない仕事に手間を取られることは、恐ろしいほどのリスクだと認識してください。
だから、リスクの所在を明確にしリスクを管理するのです。シンプルに徹することでコントロールできない要素を排除していく必要があるのです。
「ビジネスのリスクを管理してお金を稼ぐ」まとめ
固定費が増えるようなことはすべてビジネスを行う上でリスクになる。シンプルに徹することでリスクを排除していこう。