起業することは自分の力でお金を稼ぐことです。
また、ビジネスとして成立させるためには、儲ける仕組みをつくり上げることが必要です。
そういわれると、お金を稼ぐことイコール儲ける仕組みをつくることのように思えますが、必ずしもそうではありません。
起業しても、いきなり仕組みづくりはできないからです。では、そのためには、何が必要なのでしょうか?
お金を稼ぐことが先
どうやって「9ヶ月死ぬ気で頑張って、あとの人生好きなことして生きていく」ための形をつくり上げるのか?
「仕組みで稼ぐ」というフレーズを耳にしたことがあると思います。
儲ける仕組みをつくることができれば、本当に自由な時間とお金を手にすることができるようになります。
インターネットビジネスが注目を浴びるのと同じくして、この「仕組みで稼ぐ」という概念が一般化していったと思うのですが、儲ける仕組みという概念がわかったとしても、なかなか仕組みを構築することができないのも事実です。
また、仕組みをつくるにはどうしても、ヒト・モノ・カネが必要になってしまうという常識があるので、必要以上にお金や時間を費やしてしまう経営者も多いようです。
実は、スモールビジネスに徹することで、大きなリスクを背負うことなく儲ける仕組みを構築することができます。
ただ、仕組みについての話をする前に、間違ってほしくないことが1つあります。
それは、「はじめから儲ける仕組みはつくれない」ということです。
「仕組み化」という概念が一般化したのは素晴らしいと思いますが、その言葉ばかりが独り歩きしてしまい「楽にお金を稼ぐ=仕組み化」のように話が飛躍し、仕組みにばかり目がいってしまっています。
お金を稼ぐ体験を積み重ねる
実は、儲ける仕組みをつくり出す前に、結果の積み重ねが必要なのです。たくさんの成功体験や失敗体験が必要なのです。
結果を積み重ねるには、実際に行動してお金を稼ぐことが必要です。その行動から生まれた結果をもとにビジネスを形づくり、そこに「仕組み」の概念と「仕組み化」の手法をミックスさせていくのです。
スモールビジネスでお金と時間を生み出す仕組みをつくるには、外注やスタッフなど自分以外の存在が欠かせません。自分以外の存在を使えば必ずお金が発生します。
先に仕組みをつくってお金を稼ぐのではありません。お金を稼ぎ出すことができなければ仕組みはつくれないのです。
例えば、何かのフランチャイズビジネスに参画したとしても同じです。フランチャイズの仕組みを活用することはできますが、お金を稼ぎ出すことができなければビジネスとして成立させることはできないのです。
だから、まずはお金を稼ぐのです。
儲ける仕組みをつくりたければ、仕組みづくりは一度捨てるのです。
「お金を稼ぐことと儲ける仕組みづくりは同じこと?」まとめ
はじめから儲ける仕組みはつくれない。お金を稼ぐ体験を積み重ねることで仕組みづくりができる。