お金を稼ぐ仕組みづくりは人材頼みにしない

経営とは、いかに「人と組織」をつくり上げるかが大切だと、よくいわれます。

確かに組織の質は人材の質に依存するので、優秀な組織をつくるには優秀な人材が必要です。しかし、私は人材に頼らないことを前提にビジネスの仕組みづくりをしています。

ビジネスの常識とは矛盾するように思えるかもしれませんが、それには理由があります。

お金を稼ぐために必要な仕組みとは?

私は、「人材に頼らない仕組みづくり」をつねに考えてビジネスを構築しています。

大企業の取締役や、会社を大きくした社長の話を聞くと、「会社を大きくするには結局のところ『人と組織』をどう作り上げるかが必要だ!」と教えてくれます。

組織は人に依存しますので、優秀とまではいかなくても、私の考えを理解して形にできるだけの力がある人材が必要となります。

しかし、そもそも中小零細企業では、優秀な人材が応募してくるということはありませんし、仮に優秀な人材が入社したとしても、その人間を育てることができません。

なぜなら私を筆頭に、今いる従業員が優秀ではないのです。だから優秀な人材を育てきるなんてことができるはずないのです。

極論に聞こえるかもしれませんが、スモールビジネスでは、人と組織をつくり上げるために、優秀な人材を雇おうと考える時点で、すでに話が破たんしているのです。

だから、人材に頼らない仕組みづくりがとても大切なのです。

お金を稼ぐ仕組みはオペレーションとは違う

仕組みと聞くと、電話の受け答えや書式のフォーマットの統一化などをしようとする人が多いですが、それは仕組みではなくオペレーションです。

まず、つくらなければならない仕組みは、お金を稼ぐ仕組みです。オペレーションは必要ではありますが、最優先事項ではありません。

人材に頼らない仕組みは、あなたがひとりで働いていたとしても、従業員が1人しかいなくても考えていくのです。

誰がやってもできる状態まで落とし込むことができれば、従業員ではなくても外注に頼むこともできるようになります。

あなたにしかできない仕事は、お金を生むことを考え、形にし、仕組みをつくることです。極端に言えば、あなたはそれ以外のことはやらなくてよいのです。

誰がやってもいい仕事や作業を、あなたの手から離してあげることで、よりお金を稼ぐことに直結できるよう、あなたの力を注いでほしいと思います。


「お金を稼ぐ仕組みづくりは人材頼みにしない」まとめ

お金を稼ぐ仕組みづくりは、スタッフや外注など、誰がやってもできる状態まで落とし込むことが必要。

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