経営方針などのビジネス相談は誰にするべき?

スモールビジネスでは、経営方針などは経営者のトップダウンで決めていくものです。とはいえ、経営者も人間です。迷うこともありますし、誰かに相談したくなることもあるでしょう。

そんなときは、誰に相談するかが重要になります。相談相手によっては、結果に明暗の差が出ることもあるからです。

その理由と誰に相談するべきかを知っておきましょう。

ビジネスの相談相手は慎重に選ぶべき

ビジネスについては、相談相手を間違うと、導き出される結果や結論が変わってしまうことを理解しておかなければなりません。

例えば、あなたが英語を覚えたいと思っているなら、英語ができない人に相談せずに、きちんと英語ができる人か、英語を学んでいる人など、英語となんらかのつながりがある人を探すはずです。

スーパーで買い物していて、ほしい商品を探しているときは、店員さんに商品の場所を聞くはずです。

これは、まったく関係のない人に聞いてもダメなことを経験則からわかっているからです。

それなのに、ビジネスの相談をするときは、身近な人に意見を求めてしまう傾向が非常に多く見受けられます。

家族であろうが、友人であろうが、ビジネスでお金を稼ぎ出したことのない人にビジネスの相談をして、どれだけ実のある意見が出てくるのか、私には疑問しか浮かびません。

スモールビジネスで結果を求めている人が、会社を大きくするという考えの人からアドバイスをもらったら、方向性が大きく変わってしまいます。

ネガティブな人に相談をしたら、ネガティブな回答しか出てきませんし、友人に起業の相談をしても、励まされるか、笑われて終わりです。

経営方針を話すべき相手は?

従業員に経営方針を相談しても、真剣に答えが出てくることはあり得ません。

なぜなら、従業員は今以上に仕事を増やしたくないですし、素晴らしい経営方針を打ち出せるような人間であれば、すでに独立しているからです。また、独立を考えている人間は、自分のアイデアを経営者にペラペラと話すことはしませんから。

そもそも、従業員と経営者は根本的に考えも立場も違うので、従業員に経営方針を相談するのは時間の無駄だと私は思います。

家族に相談なんてしようものなら、反対され、非難され、あげくは人格否定までされて、家庭内にヒビが入って終わりです。

自分の考えを誰かに話すことで、考えがまとまるということは良くあるので、聞き上手な人に考えを話すのは良いのですが、意見を求めてはダメです。

不安なときは、誰かに相談することで気持ちを落ち着かせたくなるかもしれません。しかし、不安を聞かされた人は、表面的には励ましてくれるかもしれませんが、本音は、あなたに対して不信を抱きます。

それが引き金になって、お客さんが離れていってしまうことがあるかもしれません。「そんなバカな」と思うかもしれませんが、ビジネスやお金の話を間違った相手にすると誤解を受けることは真実です。

相談相手をまちがうと、あなたの考えがブレたしまったり、あなたの結果に狂いが生じる可能性が一気に高くなるということを理解しておくことが大切です。


「経営方針などのビジネス相談は誰にするべき?」まとめ

ビジネスの経験のない人や立場の違う人にビジネスの相談をしても役立つ意見は出てこない。相談相手は慎重に選ぼう。

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