起業して扱う商品やサービスが決まったら、ビジネスとして成立させなければなりません。
それは、コンスタントに商品・サービスを供給し、売上げを上げていく体制をつくることです。
つまり、儲ける仕組みをつくり、継続させていくことになります。
そのために、ビジネスの立ち上げ時に抑えておくべき2つのポイントをご紹介しましょう。
儲ける仕組みとはお金を生む動き
起業ネタを選ぶための判断基準とは?10 のチェック項目を知ろうを基準として、あなたが取り扱う商品やサービスの候補が見つかったら、次に把握しておくべきポイントが2つあります。
それは、あなたが携わる業種のなかでお金が生み出される動きです。
●あなたが携わる業種で把握しておくべき2つのポイント
ビジネスの核となるポイントを把握する。
ビジネスのキャッシュポイントを把握する。
「ビジネスの核となるポイント」とは、そこを押さえておけばビジネスとしての仕組みを成立させられる箇所のことです。
こんなことを言うと元も子もないのですが、通常のビジネスの核となるポイントの多くは「集客」です。
集客ができなければ、どんなに素晴らしい商品やサービスであったとしても、ビジネスとして成立させることは不可能です。逆に言えば、集客ができれば何だかんだでお金に換え、儲けることができるということです。
極端に言ってしまえば、集客だけでビジネスを成り立たせることができれば、これほどリスクなく素晴らしいことはありません。ビジネスの最上位と言えるかもしれません。
例えば、製造業を例にとると、どんなに販売(集客に当てはまる)が上手くいっていたとしても、たった1つの部品の供給がストップした時点で製品をつくることができなくなってしまう現実があります。
材料の供給がストップした、機械が壊れて加工できない、熟練職人が退職した、物流がストップして物が届かない、外注先が倒産したなど、どこか1つでも流れが滞ってしまった時点でビジネスが止まってしまいます。
ビジネスが止まってしまうとは、お金が入ってこないことを意味します。
儲ける仕組みの核は「集客」
つまり、お金に換わるまでの工程が多ければ多いほど、その仕組みは複雑になり、どこかで何かが起きる確率が高くなり、ビジネス全体が止まってしまう危険性が高くなってしまうのです。これでは儲けることはできません。
もちろんそうならないためにリスクヘッジはしていると思いますし、製造業を否定しているわけではありません。すべてのビジネスは何かしらのリスクを必ず抱えているという1つの例としてあげさせていただきました。
前述の10のチェック項目でお伝えしたように、例えばマンパワーが必要なビジネスは、集客ができても対応する人がいなければ儲けることはできません。
下請けで頑張って仕事をもらうというのは集客に相当しますが、元請けに仕事を切られてしまった途端路頭に迷うことになりかねません。
これは集客という入口を元請けにコントロールされてしまっているということです。また、どんなに集客をして売上げを上げても利益を取れないビジネスは継続させることはできません。
ビジネスの核となるポイントを把握したからと言っても、何かしらのリスクは必ずつきまといますが、それでも集客ができなければ何も始まらないというのは事実なのです。
「儲ける仕組みづくりのために重要なビジネスの2つのポイント」まとめ
どのようなビジネスでも核になるポイントは「集客」。これなくして、儲ける仕組みをつくることはできない。