起業したばかりの頃は仕込みの時期でもあり、大きくは稼げず出て行くお金の方が多いもの。したがって、手持ち資金には余裕を持っておくことが大切です。

また、思うように収益が上がらなければ、手元の資金は減る一方。

手持ち資金が減ってきたら、どうすればいいのでしょう?まだ、余裕があるから大丈夫?

スモールビジネスをする上での資金についての考え方をお話ししておきます。

資金が少しでも減ることは危機

経営をする上で究極に困るのは、お金が足りなくなることです。起業していようが、サラリーマンでいようが、収入より支出の方が多くなったり、収入がなくなることは、お金に困るということです。

収益が思うように出ないと、当然、手元の資金が減ってきます。それは恐怖です。

「今日は売り上げが上がらなかったな、明日は頑張ろう」

なんて言いながら、のんきにビールを飲んでいる場合ではありません。そんな時間があるなら、少しでも資金を減らさないよう、アルバイトのひとつでもしてください。

屈辱的かもしれませんが、そうやって悔しい思いをすることで、必死に売上を上げることを考えるようになるのです。

また、テストの時期は大きな売上を見込めずに、苦労する時期でもあります。物ごとにはお金に変えるまでの仕込みの時期というのがあるので、その時期は入るお金よりも出ていくお金の方が多いものです。

ただ、その苦しい時期は未来のための投資ですから、あきらめないでください。もちろん、仕込みを1年も続けるようなビジネスはいけませんが、起業してから、2~3ヶ月分は生活費に使える資金の余裕がほしいです。

資金が減れば、打つ手も限られる

スモールビジネスはどんな状態でもお金を稼ぐことができます。また、お金を減らさなければ何とでもなります。

スモールビジネスは自由な時間とお金を手にすることもできますし、泥臭くお金を稼ぎ続けることもできるのです。

もちろん、前者を目指してほしいのですが、それでも資金がゼロでは打つ手が限られます。まずは、手持ちの資金を減らさないようにすることが大切です。

安っぽいプライドは捨てて、手持ち資金が減りそうな場合は、アルバイトでしのいでください。ここを乗り切れば、明るい未来へとつながるはずです。

そもそも初めは、自分と家族が食べて行けるだけのお金を稼ぐのが最初の目標ですから、それほど大変ではないはず。

ただ、だからこそ、「少しなら資金を減らしても大丈夫だろう」と高をくくって、手立てを打たないということもありますが…

資金不足を安売りでカバーするな

これは注意してほしいのですが、お金がないからと、自分の商品やサービスを安売りするのは避けてください。これをやると、本当にビジネスが危機的状況におちいります。

撤退するという場合はかまいませんが、初期の段階でお金がないからと商品やサービスを安売りしてしまうと、一時的にはしのげても、ずっと安売りしていく羽目になります。

仮にそのような売り方をしてしまうと、通常の価格で売ろうとしても簡単に方向転換はできません。なぜなら、その値段で購入するお客さんがついてしまっているからです。

価格の方向転換をする場合は、商品やサービスを大幅に変えるか、客層を一掃しなければなりません。新たに集客をしなければいけませんし、お金もかかり非常に苦労します。

だから、初期段階はお金がほしいのは分かりますが、歯を食いしばって乗り切ることが必要なのです。今も大事ですがちょっと先も大事です。

5年先、10年先まで考える必要はありませんが、常に今だけにとらわれず、少し先のことも一緒に考えて対処するようにしてください。


「資金はアルバイトしてでも減らしてはいけない」まとめ

起業したての頃は売上よりも出て行くお金の方が多いが、安売りせずに、バイトしてでも資金を減らさずに乗り切ろう。