生きていく以上、お金はすべての原資になるもの。

必要な場面で、きちんとお金の話をできることが起業家としてマスターすべき重要なスキルです。

それは、むやみに安売りしたり、お客さんに泣きついたりすることではありません。起業してお金を稼ぐには、自身の商品やサービスへの正当な対価を正々堂々と要求することが必要なのです。

とはいえ、やはりお金の話はしづらいと思う人もいるでしょう。

そこで、それができるようになるための心得とノウハウについて、ご紹介します。

お金を稼ぐには安売りしてはいけない

本音と建前というものがあるので、いつもでもどこでも、誰彼かまわずにお金の話をしろということではありません。しかし、お金の話をしなければならない場面で、きちんとお金の話ができないようでは、将来にわたり経営が楽になることは考えられません。

この世界で生きていく以上、好むと好まざるとに関係なく、お金は全ての原資になるものです。相手が誰であれ「お金をくれ」とためらいなく言えることが、起業家としてマスターすべき重要なスキルのひとつなのです。

「お金をくれ」というのは、意味のない安売りをせずに自分が求めている金額をきちんと要求することです。

売上げが上がらないからと、お客さんに泣きついたり、とにかくお金が稼げればいいとだましたり、売りつけるだけ売りつけて「お金をくれ」というのは強盗と同じです。

そんな商売のやり方は、すぐにお客さんが離れていってしまいますし、誰も幸せになることができないので、くれぐれも誤解のないようにしてください。

お金を稼ぐなら、正当な対価を求めよう

さて、ここまで少し厳しいことを言ってきたかもしれません。とはいえ、これは起業してお金を稼ぐために、必要なスタンスなのです。

この世の中で自分の力でお金を稼ごうと思っているのはあなただけではありません。サラリーマンであろうが、起業家であろうが、経済という仕組みの中でお金を求めて動いているのです。そんな中で、お金の話をして何が悪いのでしょうか?

間違いないと思いますが、世の中のほとんどの人はお金が欲しくてしかたがないはずです。

それにもかかわらず、その人たちの多くは本気でお金を稼ぐ努力をしていないのも事実です。心の底ではお金は欲しいといつも思っているのに、表面的には「お金よりも大事な事ってあるよね」とか言っちゃったりしている。そんな訳のわからない上っ面の話に迎合してはいけません。

本来は、「お金なんていらないというのは、お客さんに対して、とても失礼な話」です。

お金は自分がお客さんへ提供した商品やサービスの対価としてもらうのですから、お金もないのにお金なんていらないという人は、「私たちの商品やサービスはそんなもんですよ」ということを暗に公言しているのと同じです。

お金を稼ぐことは、その責任を果たすということです。

お金を稼ぐことでお客さんも自分も幸せにする

本当は高い金額が欲しいのに安い金額しか請求できなかったら、きちんと責任を負いきることもできません。そんなビジネスに関わってしまったら、お客さんも自分も、誰も幸せにならないのです。

もちろん、価格勝負になってしまうサービスや商品があるのもわかります。

ただし、価格勝負になってしまったり、しっかりとお金の話ができないビジネスは、スモールビジネスには向きません。お客さんのためにも、自分のためにも、しっかりとお金を稼ぐことができるビジネスを選びましょう。

私の着物リサイクルビジネスの原価は5パーセント程度です。放置自転車ビジネスにおいては、無料で商品を仕入れているようなものです。さらに有料での撤去の場合は、お金をもらって商品を仕入れているようなものです。

それでも、みんな喜んでくれるのは、しっかりとその責任を私たちが果たしているからです。

ビジネスで結果を出すためには、正々堂々とお金の話ができることが大切なのです。


「お金を稼ぐなら、正々堂々とお金の話をしよう」まとめ

起業してお金を稼ぐ限り、自身の商品やサービスの正当な対価をきちんと要求できなければ、お客さんも自分自身も幸せにできない。