起業失敗!でも、責任は感じなくてもいい!?

赤字が続き、継続することがむずかしくなったビジネスからは撤退するしかありません。

しかし、「借金をすれば続けられる」、「閉店すればお客さんや取引先に迷惑をかけるかもしれない」などと考えて、撤退や閉店をためらうケースも少なくないようです。

そんなときは、どのように考えて、どう決断するべきでしょうか?

起業失敗、でも他人には関係ない?

「借金をしなければビジネスを続けられない」という人がいるかもしれません。続けられないのであれば、そのビジネスからは撤退するべきです。

「この店がなくなったら、常連のお客さんを困らせてしまう」という気持ちは分かりますが、事実をお知らせしましょう。

仮にあなたのお店がなくなっても、お客さんは他の店から買うだけです。はっきり言って、誰も困りません。あなたの起業失敗はお客さんには関係ないのです。

もちろん、今までのお客さんは少し不便に感じるかもしれませんが、あなたのお店やサービスがなくなっても、他のお店から同じような商品を購入し、サービスを受けるだけです。

そもそも、赤字が続いているのは、お客さんから「あなたのところは必要ないよ」と言われているのと同じようなもの。すでに、起業失敗しているといえるでしょう。

それなのに、「この店がなくなったら、お客さんが困る」と考えるのは、あまりにも自分勝手な言い訳です。

起業失敗のその後が大切だから

同じように、起業失敗となれば、取引先や従業員に迷惑をかけることを心配する経営者も少なくないでしょう。

これについても、そんな責任を感じる必要はありません。

なぜなら、従業員は新しい職場を見つけて転職するだけですし、雇用保険に加入していれば、失業手当もすぐにもらえるはずです。

取引先についても、多少の売掛けがあったとしても、きちんと筋を通せば、大きな問題にはならないでしょう。

ただし、友人や身内と同じで、地場の取引先は力になってくれることが多いので、きちんと対応するようにしてください。

赤字が続いているのに、変な責任を感じてずるずると続けていてはダメなんです。さっさと見切りをつけ、次の事業で巻き返しを図る。

それが、正しい責任の取り方だと思います。


「起業失敗!でも、責任は感じなくてもいい!?」まとめ

赤字が続く事業は早々に見切りをつけて撤退するべき。お客さんや取引先への責任感からずるずると続けてはダメ。

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