経営相談するなら、誰にするべき?

いざ起業してみると、わからないことばかりで誰かに相談したいことがたくさん出てきます。

しかし、相談する相手を間違えると、有益なアドバイスは得られません。経営者なら誰でもいいというわけではないですし、まして自分の責任でビジネスをしたことがない人には経営のことはわかりません。

経営について相談すべき相手とはどのような人でしょうか?

経営していく上で適切なアドバイスを得るために大切なことをお話しましょう。

経営者とサラリーマンはルールが違う

実際に起業をしてみると、分からないことだらけです。人に相談したいことが山ほどでてくるでしょう。ただし、聞く相手を間違えてはいけません。

サラリーマンと経営者とではルールが違うため、会社組織に属している人に経営相談をしても有意義な答えは得られないと思います。

自分の全責任においてビジネスをしたことがない人に経営のことは分かりません。無責任な訳の分からない意見が出てくるだけです。

かといって、経営者なら誰でもいいわけでもありません。自分は実店舗で勝負したいのに、ネットビジネスだけで商売をしている経営者に相談をしても的はずれです。

自分がこれから進もうとする道をすでに通って来た人にしか適切なアドバイスを期待することはできません。

自分が求める結果を出している人に相談することが大切です。

経営者として、どうなりたいか

例えば、「売り上げは小さくても、高利益体制を作りたい」というのであれば、そうしたことを実践している人に相談するべきです。将来、上場を目指すなら、上場企業の経営者に教えを請うことが大切です。

ただし、自分がある程度のステージに近づかない限りは、そうした優れた経営者に直接相談できる機会はそうはないでしょう。

そのため、自分が勉強、行動し、少しでも結果を出しながら、ある程度のレベルに達していないと相談をしても「がんばれ」と言われて終わってしまいます。

また、ポジティブな人と話すとモチベーションがあがるものです。ただし、それはあくまで燃料を補給する程度にとどめ、自分のエンジンは自分のエネルギーで動かし続けないといけません。

自分が「こうなりたい」と思い行動していれば、良き相談相手にめぐり会う確率は高くなります。その中で、尊敬すべき「師匠」と呼べる人を見つけられたら最高です。

しかし現実は、そうした師匠に巡り合う幸運は、なかなかありません。一方、反面教師はどこにでもいます。「こんな経営者はダメだ」「この人のやり方はおかしい」と感じたら、しっかりと心に刻み、自分はそうならないように心がけるべきです。

そのためにも、自分の判断基準というものをきちんと作り上げていくことが重要ですし「一家4人を守り抜く」と決めた以上は、結果へと導いて欲しいと思います。


「経営相談するなら、誰にするべき?」まとめ

経営についての有益なアドバイスは、起業家としての明確な目標に向け努力、行動しながら、自身の判断基準を作り上げていく中で得られる。

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