サラリーマンにとって、お金を稼ぐこととは給料をもらうことです。

毎月決まった日に決まった額の給料が入ってくるのはラクといえばラクです。

しかし、このところ給料が増えない、残業カットなど、不満を持つ人もいるのでは。また、一見順調なようでも、会社の倒産やリストラの可能性に漠然とした不安もあるかもしれません。

心の底のそうした不満や不安を少し客観的にながめてみませんか?

収入とは当然ながら給料をもらうことだけど

都内のコーヒーショップ。私のななめ向かいの席で、外回りの帰りらしき40代中ごろのサラーマンが2人、何か話をしています。落ち着いた店内で、結構大きめの声で話しているので、会話が耳に届いてきました。

今日は給料日のようです…。

「社会人になったころは、給料日が待ち遠しかったけど、もう何年も働いてると給料なんてもらって当たり前になってるよな。」

「ま、給料なんてもらっても、すぐに家や車のローン、子供の習い事とか、毎月の支払いに消えて行くだけだから、あんまり嬉しくないんだよね。」

「そうだよな、嫁さんからは小遣いもスズメの涙程度しかもらえないし…。」

「うちの嫁さん、もっと収入を増やせないの?ってマジメな顔して聞いて来たよ。」

「ないないない、残業でもすれば少しは増えるけど、そもそも残業禁止だもんな。」

「建前上は残業禁止だけど、実際サービス残業でよろしくって感じだしね。」

「残業したくないけど、残業代あてにしてた身としてはきついよな。給料も増えないし、ボーナスは昔に比べて大幅にカットされたしな。」

「会社の業績上がっても、俺たちの収入はどうせ増えないよ。ま、仮に給料少し増えたところで、小遣いは絶対増えないけどね。」

「ホントだよな、満員電車だけでも嫌なのに、痴漢に間違えられないように両手あげて電車乗って辛い思いしてんだから、もう少し給料上がってもいいと思うんだよな。」

「いやいや、それは関係ないですから。」

「そういえばこのあいだの朝、ぎゅうぎゅう詰めの電車の中から外見たら、豚が貨物列車に乗ってたんだけど、俺たちよりもゆったりと電車に乗ってたのを見た時は、軽く自己嫌悪におちいったよ…。人間よりも優遇されてんじゃねーよ!って。」

「ハハハッ、まー、土日は休みだし、当たり障りなく仕事やって給料もらってるから、しょうがないって言えばしょうがないけどね。」

「それだって、豚より待遇悪いってどういうことだって思うよ、まったく。」

収入がなくなる!?倒産、リストラへの不安

「あー、そういえば、大学の同級だった佐藤の働いてた会社倒産したってさ。新聞に載ってたよ。同窓会で会った時、昇進したって息まいて自慢してたのに、なんか可哀そうだよな。これからどうすんだろ?」

「ほんとだよな。あいつ、家のローンとか結構残ってるよな?子供もまだ中学生か高校生くらいって言ってたし。給料は結構良さそうな感じだから、貯金はそれなりにあるだろうけど、どうすんだろ、俺たちの齢になると再就職とかやばいよな。」

「うん、給料も絶対下がるし、それにいまさら新しい職場とか最悪だよ。」

「ホントだよな。あいつ結構プライド高いから、何かの間違いで自殺とかしちゃったら笑えないよな。」

「ハハハッ、それは大丈夫だろうけど、うちの娘ももうすぐ大学受験だし、もし会社倒産とかリストラとかされたら、それこそ笑えないよね。」

「ホントだよ、うちの会社も最近あんまりいい噂聞かないから、倒産とかリストラはやめてほしいよな。」

「ま、でもなんとか乗り切ってるみたいだし、大丈夫だと思うけどね。」

「そうだよな。うちの会社、結構良いとこと取引あるしな。」

「うん、大丈夫だよ…。」

「そっ、そうだよな、大丈夫だよな…大丈夫だよ…きっと…。」

収入への不安が心に影を投げかける

まるで、漫画に出てくるような「OLのおしゃべりスイッチ」が入ったかのような勢いで話をしていたと思っていたら、倒産やリストラの話が出たとたん、それまでの勢いは一気にフェードアウト。そして、静かにコーヒーショップを後にしていきました。

立ち去る二人の何か物悲しく感じる後ろ姿に、いまどきのサラリーマンの心の奥底の不安の影を見たような気がします。収入について、また将来について、こんな不安を抱えている人が少なくないのかもしれません。

漠然と不安を抱えたままにするのか、それとも、この不安に対し何かできることはないのでしょうか?


「収入についての不満・不安とサラリーマン」まとめ

会社の倒産やリストラなどへの漠然とした不安を抱えているサラリーマンは少なくない。その不安に対し、何かできることは?