チラシなどの集客ツールの基本ですが、そのチラシにとって最も重要なパーツとなるのが、キャッチコピーです。
キャッチコピーは、ひと目で言いたいことを伝えるものでなければなりません。
また、キャッチコピーの出来によって、チラシの効果は大きく違ったものになります。
今回は、集客力のあるキャッチコピーの書き方について解説します。
集客力とはお客さんを反応させるもの
そのチラシが何を言いたいかをひと目でわかりやすく伝えるもっとも重要なパーツです。キャッチコピーの出来がチラシの集客力を大きく左右すると考えてください。チラシ、広告、POPなど、すべてにおいて一番重要なパーツです。
お客さんの反応のあるキャッチコピーを分析すると、興味性、具体性、社会性、希少性、緊急性などの要素で構成され、それらが組み合わさってできているものがほとんどだということがわかります。このような要素をバラして言葉をパクるのもよいやり方です。
例えば、「新開発!あなたに朗報です!」というキャッチコピーはどこでも目にしますが、こういったものは最悪です。何も語りかけてきませんし、興味も具体性もターゲットも何もわかりません。
チラシで反応を取りたければ、「膝痛に5年以上お困りの 50代の方に朗報です」のように、具体的に落とし込んであげるのです。
これでもまだ弱いので、このコピーをもう少し展開して、「なぜ5年以上も膝痛に悩まされた私が、どこにもつかまらずにタタタッと階段の昇り降りができるようになったのか?」というふうにもできます。
こういうコピーを見つけたら、「年数(具体的数字)」と「痛い箇所(お客さんの悩み・あなたが解決できる問題)」と「年代(ターゲット・具体的数字)」「階段などの場所(解決したあとの未来)」というように分解してあげるのです。
集客力のあるキャッチコピーがお金を生む
そして、これらのパーツをあなたが扱う商品やサービスに関連したものに置き換えてしまうのです。
例えば、このひざ痛のコピーを花粉症のチラシに応用するのであれば、「なぜ 10年以上も花粉症に悩まされた私が、マスクもメガネもティッシュもなしで春先の公園で孫と一緒に遊べるようになったのか?」という感じで置き換えが完了します。
大手の広告のキャッチコピーは、洗練されていてイメージとして受けがよいものが多いですが、スモールビジネスではお金に換えることができる集客力のあるコピーが正解です。
煽りすぎの大げさなコピーはあまりにも多く出回り、一時期を境に消費者に敬遠されるようになりましたので、使い方には注意が必要です。
ただし、これも時間の経過とともに、落ち着いたキャッチコピーが出回り始めたら、少し過激なコピーを使えば真新しく感じられ、目を引くことができるかもしれません。
何にしても、答えはお客さんが持っていますので、テストを繰り返して強い集客力のあるチラシをつくり出してほしいと思います。
チラシのテストを行なう場合はキャッチコピーからテストするようにしてください。
「集客力のあるキャッチコピーはどう生み出す?」まとめ
お客さんを反応させるには、わかりやすく、具体的に語りかけるようなキャッチコピーを書くべき。