起業するときには、何かと不安がつきまといます。
そして、これから立ち上げようとするビジネスプランや売ろうとする商品について、誰かに相談したくなるものです。
しかし、実際にうまくいくかどうかは、やってみないとわかりません。
あなたが扱う商品やサービスが、売れるかどうか、誰に答えを求めればよいのでしょう?
商品やサービスの良し悪しは誰が決める?
どんなに素晴らしいと思われるようなビジネスプランであっても、少々難があると思われるようなビジネスプランであっても、素晴らしいと思えるような商品やサービスであってもなくても、それが本当にビジネスとして上手くいくかどうかは、実際に人の目に触れさせてみなければわかりません。人の目に触れさせるとは、誰かに相談するのではなく実際に売ってみるということです。
ビジネスを立ち上げるときは、常に不安がつきまといます。不安が出てくれば少しでも不安を解消し、気休めでも安心を手にしたいと思うのが人の心理です。
そういった心理が働いてしまうと、身近にいる人にいろいろ相談してしまいがちですが、それははっきり言って自分を混乱させてしまう最大の要因になります。
あなたが耳を傾けてよいのは、お金を払ってくれる人の意見だけです。
つまり、お客さんだけが答えを持っているのです。
あなたが扱う商品やサービスが、良いか悪いかの答えを持っている人は、あなたにお金を払ってくれる人だけです。身近にいる人はあなたに意見を言うことはありますが、実際にお金を払うことはありません。
商品は売るためのものだから売ってみる
実際、放置自転車ビジネスではこの手の話にはこと欠きませんでした。
そもそも放置自転車がお金に換わるなんてこと自体、ほとんど誰も知りませんでした。しかも、放置自転車ビジネスという概念もないので、放置自転車ビジネスのことを普通に話したら、理解されないどころか批判や否定をする人がいまだにたくさんいます。
しかし、いくら批判や否定をされたとしても、誰が聞いてもわかるような一流企業や大学や自治体などをはじめ、多くの取引先に私たちの取り組みが受け入れられ、きちんとビジネスとして成立させているという事実は変えようがありません。
もし、批判や否定に負けてビジネスにチャレンジすることなく、他人の意見だけを鵜呑みにしていたら、素晴らしいビジネスチャンスを逃していました。
身内であっても第三者であっても無責任な意見は口にしますが、あなたが成功しようが失敗しようが責任は取ってくれません。
失敗したら「だから言ったでしょ」と言い、成功したら手のひらを返すか、陰口を叩くかのどちらかです。そんな人たちの意見に耳を傾けてはいけません。
だから、まずは実際に売ることを試してみて、自分の手でビジネスの可能性を探るのです。
テストの結果が思うようなものでなければ仕切り直せばいいのです。大金を一気に注ぎ込んでしまってからでは仕切り直すのは大変ですが、テストの段階ならいくらでも次の手を打つことができます。
まず、あなたの商品やサービスを実際に売ることが大切です。
これがビジネスを立ち上げるために必要な「はじめの一歩」なのです。
「商品やサービスは実際に売ることが大事」まとめ
商品の良し悪しを決めるのは、実際にお金を払ってくれるお客さんだから、誰かに意見を求めるよりも、まず売ってみる。