利益の最大化を念頭に何があっても生き残ろう

いったん起業したなら、自分の力でお金を稼ぎ、なんとしても一家4人を食べさせていく覚悟が必要です。

そのためには、利益を出し続けなければなりません。

とはいえ、ビジネスには不測の事態がつきものですから、利益も変動します。

つねに一定以上の利益を出すために重要なこととは何でしょうか?そのヒケツについて、お話しします。

利益を出すための基本とは

私が行なっている着物リサイクル事業では、小売りがメインの店舗事業でありながら、原価率が5%という仕組みにしています。

例えば、売上げが100万円だとしたら 95万円が粗利益として残りますし、200万円の売上げであれば190万円が残ります。

店舗などの固定費を10万円として計算してみても、これであれば従業員を雇っても十分ビジネスとして成立させることが可能です。

仮に売上げが10万円になってしまったとしても、粗利益が 47・5万円なので経費( 10万円)を引いても 37・5万円が手元に残りますので、一家4人程度であればご飯を食べていくのに十分ではないかと思います。

放置自転車ビジネスでは、放置されている自転車を無料で回収するか、お金をもらって回収し、輸出業者に販売していますので、原価率はゼロどころか仕入れの段階で利益が発生しているのです。

利益の最大化を目指そう

さらに、放置自転車ビジネスは固定費がほとんど発生しないビジネスモデルに落とし込んであるので、売上げをほぼ利益として手元にお金を残すことができます。

しかも、キャッシュポイントが豊富に存在します。自転車という商品に手を加えることなく、輸出、販売、鉄くず、レンタルなど、そのときの状況によってお金に換えることができるのです。

私たちが構築した放置自転車ビジネスでは、経費がほとんどかかりません。この仕組みの秘密は次章で触れますが、例えば、30万円の利益を手元に残そうと思えば、売上げが 32万円程度あれば十分な仕組みになっています。

ビジネスで固定費がかからずに売上げを上げることができるのはかなり魅力的ではないかと思います。

「利益を多く取れるようすれば儲かるのは当たり前だろ」と言う人がいるかもしれませんが、当たり前のことをきちんとやるから儲けることができるのです。

ビジネスでは不測の事態が必ず発生します。

したがって、利益をできるだけ大きく、つまり利益を最大化させることを考える必要があるのです。

何があっても生き残るために、スモールビジネスでは利益の最大化という概念がとても重要だということを念頭にビジネスを進めてください。


「利益の最大化を念頭に何があっても生き残ろう」まとめ

スモールビジネスで生き残っていくためには、原価と固定費をできる限り抑え、つねに利益の最大化を目指すべき。

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