儲ける仕組みづくりは試行錯誤のくり返しから

ビジネスは思いや感情だけではうまくいきません。また、どのようなビジネスでもつねに不確定要素がつきまといます。

そのような中で儲ける仕組みを作り、結果を出せるようにするには、さまざまな方法でチャレンジすることが大切です。しかし、スモールビジネスでは大きく失敗することはできません。

そこで、スモールビジネスで結果を出すために、私が実際に行った試行錯誤の仕方をご紹介します。

儲けるためには試行錯誤が必要

私は知り合いの経営者からテストの鬼と呼ばれています。

ビジネスはどのようなものでも不確定要素がつねにつきまといます。だからこそ、細かくテストを重ねて、その結果に対して仮説を立てまたテスト行い形にしていくのです。

こうして高速で試行することで、質を高め誰がやっても儲けが出る形にしていきます。

もちろん、テストは小資本で行えるので、仮にうまくいかなくても、大きなダメージを受けることはありません。

例えば、ポスティングですが、いわき市全域に一斉にチラシを撒くこともできますが、わざわざ手間のかかるポスティングを自分で行いました。チラシを一斉に撒いて反応がなければ、その広告費をドブに捨てているのと同じだからです。

スモールビジネスでは、取り返しのつかない失敗は避けなければなりません。

チラシや広告費は大量にかけたからといって、比例して反応が取れるものではありません。大量の広告費をかけて失敗したら、その金額は取り戻せないのです。

儲けが出るまでには段階がある

だから、小さく反応を見ることが大切です。

起業するときも同じです。すでに結果の出ているビジネスであれば良いのですが、「何となく好きだから」とか、感情で取り扱うジャンルを決めるのはとても危険です。

ビジネスは感情だけではうまくいきません。したがって、実証が必要です。その実証がテストになります。そしてテストを重ねることで、質が生まれ、洗練され、結果つまり儲けへと結びついていくのです。

これは、着物リサイクルを始めるときに、私が実際にやったことです。店舗を持つ前に、ショッピングセンターなどで催事販売を行いました。

着物リサイクルは未経験だったので、それがどのくらい売れるのか、本当にニーズがあるのかわからない状態でした。その状態で、店舗を構えるというリスクは避けたかったのです。

なぜなら、店舗を出して売れなかったら、やはり取り返しがつかないですから。

結果的に催事を重ねることで売れることがわかりました。さらに、どのようにすれば売れるかなどのコツもわかるようになっていったので、ビジネスとして取り組むことにしたのです。

もし、テストの段階で全く売れなかったり、問題解決の糸口が見えなかったら、間違いなく着物リサイクルビジネスは行っていません。

そもそも、好き嫌いでビジネスを選ぶことはしません。仮に、私が着物が大好きだったとしても、儲けにならないビジネスとわかった時点で、手は出さなかったと断言できます。

儲けという結果を得るために

通常、大手のスーパーだと本部の承諾を得るのが大変ですが、地元のスーパーなどで、スポット的に販売を行う分には、あなたが素人でも話は聞いてくれると思います。

フリーマーケット以外にも、地域の商工会や地域振興会みたいな団体が、年に1~2回開催する大規模な「産業祭」などに出店するのもいいでしょう。

店舗の空きスペースなどを一日単位で借り、そこで商売を始めることもできます。空きスペースを紹介してくれる専門サイトもありますので、検索してみるといいでしょう。

そうした場所で素人が行う商売が成りたつかどうかはわかりません。しかし、テストとしてやってみる価値はあります。

テストですからダメでもいいのです。でも、やってみなければわからないことは山ほどあります。悩んでいるヒマがあるのであれば、試行錯誤をくり返して良くも悪くも結果を得るようにするのです。

テストの概念はすべて、私が一度廃業した経験から身につけたものです。着物リサイクルビジネスも、放置自転車ビジネスも、そのノウハウは全て小さなテストのくり返しの結果、生の現場で作り上げてきた儲ける仕組みなのです。

なので、誰がやっても儲けることができるのは当たり前なのです。なぜなら、莫大な数のテストをくり返した結果、効果のある方法以外は排除されていったのですから。


「儲ける仕組みづくりは試行錯誤のくり返しから」まとめ

どうすれば儲かるのか悩む時間があるなら、高速で細かくテストケースを重ねよう。儲ける仕組みは試行錯誤から生まれる。

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