起業するにあたって、まず重要になるのが「何のビジネスをするか」ということ。
いわゆる起業ネタですが、何を基準にそのネタを選ぶのか、意外なほど多くの人が意識していません。
どのビジネスを選ぶかは、事業をしていく上でのリスク管理に直結します。その判断基準はそれほど大切なものなのです。
今回は、起業ネタを選ぶ上での判断基準となる10項目を公開します。
起業ネタをどう選ぶかがリスク管理になる
起業するにあたって、まず考えるのが「何の仕事をするか」だと思います。起業のネタというやつですね。
では、どのような基準でその起業のネタを考えたり選んだりするのでしょうか?
実は、驚くほど多くの人がこの基準が不明確です。現在起業している人でも、意識していない人が多いのが現状です。
これから、「ビジネスを選択する判断基準、10のチェック項目」をお伝えしますが、基本的な話をしながらも、一般的には語られていないお話もします。それは、スモールビジネスにおいて大切な、独自のポイントになります。起業するときのチェックポイントとして、ぜひ活用してください。
以前にも述べましたが、実際の経営とはリスクを管理していくことです。リスクを冒す=チャレンジは無謀というものです。「経営=リスク管理」ということを忘れないでください。
リスクを管理していく上で、何を基準にビジネスを判断していけばよいのかを知っておくことが本当に大切なのです。
そこで、簡単なチェック項目を作ってみました。
ビジネスを選択する判断基準、10のチェック項目
- 売上げを作りやすく利益を多く残せるか?
- 資金の回転スピードは早いか?
- リピート性は高いか?もしくは生み出しやすいか?
- 小資本で立ち上げられるか?
- 優位性(差別化)を築くことはできるか?
- コントロールできない要素を排除できるか?
- マンパワーに頼り切らずに仕事を回せるか?
- 集客はスムーズにおこなえるか?
- 市場規模はどうか?
- ビジネスモデルは確立しているか?確立させられるか?
細分化すればキリがありませんが、あなたが起業ネタを選択する時に、失敗する確率を圧倒的に低くできるであろう、チェック項目を10個あげました。
その時々によって重要度が変わってきますが、どれも判断基準としては重要です。順番に関係なく総合的に判断するための基準として、ビジネスを選ぶためのチェック項目として活用してください。
起業ネタの選び方によって結果が変わる?
全ての条件が完璧に揃っているビジネスを探すことは難しいですが、足りていないところは別の視点からみて、カバーできるようであれば大きな問題はないと思います。
また、当てはまらない要素が3つ以上ある場合は、そのビジネスは避けたほうが賢明といえます。
この10のチェックポイントは、最終的には、「1. の売上げを作りやすく利益を多く残せるか?」に集約されます。当てはまらない項目が3つ以上あると、ビジネスが複雑になる傾向があるので、考え直す方が良いでしょう。
ただ、これもビジネスの面白いところでもあるのですが、仮にこの条件が全てそろっていたとしても、必ず成功するとは限りません。また、条件がひとつもそろっていないからといって必ず失敗するとは限りません。
なぜなら、ビジネスは「失敗するのも人」ですし、「成功するのも人」だからです。
ただ、これらの項目に当てはまる項目が多ければ多いほど、結果を出すためのハードルはどんどん低くなり、ビジネスがしやすくなることは間違いありません。
「起業ネタを選ぶための判断基準とは?10のチェック項目を知ろう」まとめ
経営とはリスク管理をしていくこと。どのビジネスを選ぶかはリスク管理に直結するため、しっかりとした判断基準を元に起業ネタを考えよう。