これまで働いてきた業界で起業するのは、知識や経験、人脈なども活用でき、失敗する可能性が低いようです。

スタート時から早めに事業を安定させやすいからですが、それでも100%安心とは言い切れません。

自分では知り尽くしたつもりの、経験ある業界であっても、独立して自分で事業を行っていく上では落とし穴もあります。

今回は、これまで働いてきた業界で起業する場合の注意点についてお話します。

起業のスタートダッシュに有利だが…

これまで働いてきた業界で起業すれば、そこでつちかってきた知識や経験、人脈も活用でき、勝手も知っているので、大きな安心感があります。

これまでの業界で起業した場合は、失敗が少ないという統計もとれているので、融資を受けるにしても前職との兼ね合いを見るケースが多く、プラスに働く要素になります。

例えば、設備系や土建関係、または技術系などの場合は、今までの信頼から、同業他社や自分が働いていた会社から仕事をもらうという、いわゆる下請けとしてスタートを切ることも可能です。したがって、スタートダッシュがしやすく、事業を安定させやすいので、メリットは大きいでしょう。

起業にあたっては業界の動向を気にしよう

ただし、下請けとして仕事があるのであれば良いのですが、例えば、退職理由が倒産やリストラという場合は、業界全体の動向は気にしなければなりません。

ライバル乱立、差別化が難しい、業界全体が下火といった場合は、下請けの金額も安く、適正な利益を取れずに苦労することが考えられます。

下請けがメインになると、つきあいや業界の集まりに顔を出さなければならないなど、いろいろなしがらみが鬱陶しくなることもあります。業界を知っているからこそ、冷静に見極めることも必要です。

ここで、大切になるのは集客とコントロールです。今までの業界で起業したとしても、自社で集客できるようになることが重要になります。長い目で見ると、集客力をつけることが欠かせません。

もし下請けで仕事を進める場合は、一社集中で仕事を受けるのではなく、複数社からなるべく均等に受注できれば、リスクヘッジにつながります。このことを、しっかり頭に入れておいてください。


「起業は経験ある業界でするのが、成功への近道?」まとめ

勝手を知る業界で起業すれば失敗は少ないが、落とし穴もある。業界全体の動向を冷静に見極め、集客力をつけることが大切。