販促ツールや広告にはメッセージを込めて

集客を行うには、看板やチラシといった販促ツールや新聞などのメディアへの広告を使うことになります。

販促ツールや広告はキャッチコピーや内容次第でお客さんの反応が大きく異なるので、ダイレクトにお客さんに刺さるメッセージを込めたいものです。

では、お客さんの反応が得られるメッセージとは、どのようなものでしょうか?

販促ツールや広告製作で大切なこと

集客にはチラシや看板などの販促ツールやミニコミ誌、新聞などへの広告といった、何かしらメッセージを発するものが必要です。

チラシに限らず、折り込み広告やダイレクトメールなどは内容や書き方次第で反応が大きく変わってきます。

こうした販促ツールや広告製作にあたって重要になるのが、「○○は1000円」「○○は2000円」というように商品名や価格などの「メニュー」の羅列にしないこと。

つまり、お客さんにとってのメリットが少しでもイメージできるメッセージを書き込むのです。

例えば、金額を伝えたいのであれば、その料金の差の裏付けをきちんと明記するべきです。

「1000円の○○は、1カ月効果が長持ちします」

「2000円の○○ではさらに3倍の効果があります」

という具合です。大切なのは、店側のメリットではなく、その商品を使用するお客さんにとってのメリットなのです。

販促や広告の強力ツール「お客様の声」

美容院やリフォーム業者であれば、ヘアメイクやリフォーム工事のビフォー・アフターの写真を掲載すれば一目瞭然です。「こんな風に変わるんだ」と、受け手のイメージを広げることができるはずです。

さらに、お店側のちょっとしたこだわりポイントのコメントを一緒に掲載すれば、効果はさらに上がるでしょう。

また、「お客様の声」として、既存のお客さんの感想や推薦のコメントが写真付きで載ると、リアリティや親近感が増します。

起業したてでお客様の声がない場合は、知り合いの経営者に推薦の声と写真をもらうようにしてください。

よくお客様の声をねつ造する人がいますが、それはダメです。嘘をつくとまた嘘をつくようになるので、きちんと対応してください。

私が不用品回収の販促チラシを作ったときは、お客様の声がなかったので、知り合いの経営者二人に推薦の声と写真をもらって掲載しました。

そして、お客さんがついたら、すぐにお客さんの声をもらうようにしてください。そのお客さんの声が次のお客さんを呼び込むタネになります。

スモールビジネスでは、お客様の声は必須です。会員登録と同じように集めましょう。

販促とはお客さんのメリットを示すこと

飲食であれば、メニュー写真の脇に、

「ダイエットされている方へのおすすめはこれ」

「給料日前でちょっと余裕はないけど、ガッツリいきたい人へのおすすめはこれ」

「月に一度のお楽しみ、ぜいたく気分をあじわえるプチセレブランチ」

など一言添えることで、選ぶ方はわかりやすく楽しみもあります。他店とはちょっと違うコンセプトとして打ち出せることができるかもしれません。

お金のある企業が出すような、きれいでカッコよい広告や販促物ではなく、泥臭くてもお客さんのメリットがふんだんにかかれている内容のものを作らないと、他のチラシや広告に埋もれてしまいます。

手書きでもいいのです。どうしたらお客さんが来るようになるのか、自分がお客さんだったら、どんなチラシや広告であれば足を運びたくなるかを徹底して考えるべきです。

経営者は、マーケティング、セールス(コピーライティング)、顧客心理の3つを学ぶことをおすすめします。

ただし、これらは学びだすとキリがないので、基本的な事を理解できれば、その知識や経験を判断基準として活用するようにしてください。

判断基準となる知識をマスターすれば、あとは自分以外の人間にまかせましょう。そして出来上がったものを、判断基準を元に修正するという手順で仕事をすると、結果までのスピードが格段に速くなります。

学ぶことを目的とせず、結果へとつなげるように意識しなければなりません。


「販促ツールや広告にはメッセージを込めて」まとめ

販促ツールや広告には、お客さんにとってのメリットを明記するべき。「お客様の声」も大きなメリットとなる。

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