地域一番店は、まず商圏の壁の中で構築する

お客さんが買い物のために移動できる範囲にあたる「商圏」というものがあります。

自社の商品を買ってもらうには、その商圏の中で、お客さんに選んでもらわなければいけません。これは、ビジネスをする側からすると「地域の壁」といえるかもしれません。

地域の壁の中で選ばれるためには、何が必要でしょうか?

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地域密着でお客さんの選択肢に入り込もう

ビジネスには必ず地域の壁というものがあります。

例えば、東京に住んでいるお客さんが急にラーメンを食べたくなったからといって、大阪まで行くことはよほどのことがない限りありません。もやしを買いに、電車を乗り継いで20Km先のスーパーに行くこともないでしょう。

これが、地域の壁です。

私たちの目線からは「商圏」と呼べるかもしれません。お客さん目線でいうと「活動できる物理的な範囲」と考えてもらえればと思います。

おいしいケーキ屋さんは世の中にはたくさんありますし、ケーキ好きな人は遠く離れた町にある有名なケーキを食べてみたいと思うこともあるでしょう。

でも、実際に日常でケーキを買う場合は、自分が行ける範囲にあるお店の中から好きなお店を選択するものです。仮に、そのお店がそれほどおいしくなかったとしても、近くのケーキ屋さんの中では味がまともだから買うことがあるかもしれません。

このように物理的な距離の壁が存在することで、その範囲の中から選択しているというのが現実なのです。

インターネットの発達で地域の壁がなくなってきたという人もいるかもしれませんが、すべての人がインターネットで買い物をするわけではありません。また、そのお店に行かなければ受けられないサービスは存在するので、物理的な地域の壁がなくなることはありません。

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どんなに世の中が便利になったとしても、日常生活では物理的に動ける範囲が決まっています。これは裏を返せば、スモールビジネスは地域の壁に守ってもらいながら、ビジネスができるということです。

私はつねにスモールビジネスは地域一番店を目指すことを口にしますが、何をして地域一番店かというと、この地域の壁の中で一番を目指すということです。

まずは、地域に密着してお客さんの選択肢に入り込み、その中で選ばれる存在を目指しましょう。それがあなたが目指す具体的な地域一番店なのです。

「地域一番店は、まず商圏の壁の中で構築する」まとめ

商圏という物理的な地域の壁はなくならない。地域の壁の中で、地元に密着しお客さんの選択肢に入り込もう。
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