楽に稼ぐなら、インターネットビジネスが当たり前?

インターネットビジネスはパソコンさえあれば、いつでも、誰でも始めることができ、放っておいてもお金が入ってくるとよくいわれます。

そのためか、多くの人が興味を持ち参入しています。

しかし、それだけにライバルが多いのも事実。実際のところ、どれほどの人が、またどのようにすれば、ネットビジネスで成功できるのでしょう?

今回は、インターネットビジネスを紐解いてみたいと思います。

楽に稼ぐことは確かに魅力的だけど

起業や副業で真っ先に選択肢として挙げられるのが、インターネットビジネスです。

一口にネットビジネスといっても、アフィリエイトやせどり(せどりとは、中古本のネット販売の事だと思ってください)、ネットを使った輸出入ビジネス、ネット通販など様々な形があります。例えば、アフィリエイトやせどりなどについては、空いた時間、どこでも、片手間、ほったらかし、お金がかからないまたはローコスト、ほぼ利益など、いかにも楽に稼ぐことができそうな言葉が並ぶので、多くの人が興味を持つようです。

確かに、ネットビジネスはその言葉通り、非常に魅力的であることはまちがいありません。

しかし、あまりにも多くの人が参入するため、成功している人よりもうまくいかない人が圧倒的に多いのが現実です。

ネットは相手が見えないので、リアルビジネスのように、うまくいかなかった人の数を把握することができません。したがって、自分中心に全てを考えてしまう傾向にあります。

楽に稼ぐようになるにはラクじゃない

まず、自分が思っている500倍以上はライバルがいること前提で考えてください。

ネットビジネスでは、お金を得るために莫大な時間をかけて作業を仕込んでも、結局売上げゼロということが当然のようにあります。

パソコンがあればチャレンジできるビジネスではありますが、時間の投資に対するリターンの割合や確率がかなり不確かで低いビジネスであることは否めません。

成功すれば稼げるのはどのビジネスでも同じですが、ある時期稼いでいた人がもう稼げていないという現状が少なからずあるので、不確定要素が高いビジネスであることがわかります。

また、ノウハウ流出も顕著です。アイデアはすぐにマネされてしまいますし、次から次へと新しい情報が出てくるので、それを形にする頃には情報が古くなっていたり、ライバルが一気に増えて市場が飽和状態になったりということが考えられます。

さらに、広告費の高騰や審査基準の厳格化、そして、システムやルールの変更などで、今まで良しとされていたものが翌日にはダメになったりなど、いろいろと手に負えない要素があることを念頭におく必要があります。

どこかのコミュニティー(○○塾など)に属することで、これらの問題を少しは解決させることはできるかもしれません。とはいえ、その対価としてきちんと稼いで、さらに稼ぎ続けることができるかという点では疑問が残ります。

楽に稼ぐつもりが、ライバルだらけ

ネットビジネスはライバルが超強力なので、かなり高度なマーケティングなどのスキルがないと難しいです。

はっきり言って、店舗ビジネスのオーナーよりも、ネットビジネスで稼ごうとしている人間の方が圧倒的にギラギラしていますし、したたかです。

なので、ネットビジネスで結果を出すには、マーケティングなどのスキルを身につける必要があるのです。

加えて、あなたと同じように、ライバルもスキルを身につけていくので、その中から抜きんでて圧倒的な結果をだしていくのは、かなり大変だということがイメージできます。

だからこそ、表面から見て「楽に稼ぐことができそう」とか「お金をかけずに始められるからいいな」と思って手を出すと、痛い目にあってしまうこともあります。情報をふるいにかける目を養うことも必要かと思います。

楽に稼ぐ仕組みはリアルとの組み合わせで

そうはいっても、そのマーケティングノウハウをリアルビジネスに転用すると、驚くような結果を導き出せる場合もあります。したがって、上手に活用できればいろいろな意味で可能性はあると思います。それでも、ネットビジネスに素人が参入して、すぐに思うような収益を上げることができるかというと、非常に大きな疑問が残ります。

ネット通販も楽に稼ぐのは簡単ではありませんが、リアルビジネスとネット通販をうまく組み合わせることで、可能性は広がると思います。

ただし、通販サイトを作れば商品が売れるというわけではありません。どのタイミングでどのような戦略をもってチャレンジしていくかということも大切ですし、店舗ビジネスと同じように取り組む気概とより高度なマーケティング戦略がなしに結果を出すことは難しくなっているのでご注意ください。

また、インターネットやシステムなどに疎いと、わけのわからない金額を請求されたり、作ってもらったホームページが良いものなのか悪いものなのかの判断がつかないということもよくあります。きちんと判断基準がつくまでは、知識をつけることを怠らないでください。

ビジネスはビジネスなので、ネットとリアルの垣根を持たずに、融合できるところは融合させてあげると良いと思います。


「楽に稼ぐなら、インターネットビジネスが当たり前?」まとめ

ネットビジネスは楽に稼げそうに見えるが、現実は甘くない。参入するなら、まずITの知識をつけて、リアルビジネスとの融合も考える。

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